ドレスショップでした。
2016年1月、ブランドデビューしたころのTHE DRESS ROOMは、自社でアトリエを保有し、ドレスの企画、デザイン、縫製、レンタルを一貫して行なっているアトリエ系のドレスショップでした。拠点も現在とは異なり、関西は心斎橋に、東京は南青山にショップがありました。その頃からずっとTHE DRESS ROOMを見てきたのが、宮下さん。「ウェディングドレスに憧れがあって、ドレスコーディネーターになりたいと希望し入社しました。
あの頃は、挙式をされる花嫁さまに向けたドレスのコーディネーターをしながら、アクセサリーのバイイングや、ドレスショーの開催など裏方の仕事もあり忙しい毎日でした」と懐かしい様子。「メインで企画していたのは、トップスとスカートを自由に組み合わせるセパレートドレスで、ミモレ丈やアンクル丈で、足もとが見えるドレスが多かったため、オリジナルシューズの企画販売も行っていたんです。
草原に似合うような甘くてナチュラルな総レースのデザインを得意としていて、
ほかにはなかったタイプのドレスが花嫁さまの間で瞬く間に人気になりました」。
そして、セパレートドレスがTHE DRESS ROOMの代名詞にもなり、次第に全国のドレスショップさまから卸売の要望もいただくようになり、ドレスの卸売メーカーとしての業務もスタート。宮下さんは、ドレスショップのバイヤーさんとの商談などもするようになりました。さらに、2018年にはインポートドレスの取扱い開始され、同時に京都での和装フォトの企画も開始。会社が変化するたび、宮下さんの業務も目まぐるしく変化していったのです。